2021/10/07 22:55

こんにちは!ジェムハウスピアです。

早いものでもう10月ですね。台風の季節のイメージですが、もうあと2か月で年末というのが驚きです。

さて、今回のテーマは、10月のお誕生石。
美しい遊色を持ち人々を魅了し続けているオパール
と、24色の色を持つトルマリンの中で、鮮やかで可愛らしいピンク色を持つ、ピンクトルマリンについてです。
今回オパールが長くなってしまったため、ピンクトルマリンについてはpart2にございます。

皆が知るオパール、今年大人気ですよね。


こちらのオパール、実はいくつもの種類がありまして、
乳白色の一般的なホワイトオパール
土台が透明に近い色を持つウォーターオパール
ベースが濃い青または黒っぽい色を持つブラックオパール
赤色・オレンジ・黄色のベースを持つファイヤーオパール(メキシコオパール) 
母岩を残したまま宝石として扱われるボルダーオパール


また、コモン・オパール(透明度がない)として、
ピンクオパール ブルーオパール グリーンオパール などがあります。

一体どれが宝石としてよいものなの??と言われますと、希少性、人気でトップはブラックオパールです。


また各オパールのものでそれぞれにありますが、

すべてにおいて共通の価値の高さに、遊色がいかにはっきり美しく見えているか、があります。
遊色がはっきり美しく見えて、カラット数が大きいものほど価値がドンと上がるということですね。

ブラックオパールに関しては、遊色に鮮やかな赤色が多くみられるものほど美しいといわれております。
また、通常のオパールでも、伝統的に好ましい遊色カラーは、順番で赤→オレンジ→グリーンなのだそうです。

オパールは古代ローマ時代から「神の石」として親しまれていたのだそうで、
虹を閉じ込めたように美しいオパールは人々から<希望>や<幸運>を持つ石として愛されていたそうです。
また、ブラックオパールは夜空に浮かぶオーロラを思わせる石と言われているそうです。
ロマンチックですね。


と美しい遊色で人々を魅了し続けているオパールですが、取り扱いには少々注意点がございます。
まず、ほかの宝石に比べて、硬度がそんなに高くない石です。
ですので、ぶつけたりすると割れたりしてしまう可能性があります。

また、オパールが乾燥にとても弱い宝石ということは、もしかしたらご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
というのも、オパールのこの遊色効果、実は石の中に含まれる水分によっておこるものなのです。
ですので、石が乾燥してしまうと、中の水分が失われ石が中からパキっと割れてしまう可能性があるのです。
日常で保管していただく分には問題ないのですが、
冷暖房が強い場所、白熱電灯の直下や直射日光に当てたまま長時間置く、ドライヤーにさらすなどは極力避けられてくださいませ

最後に、最近ではないのですが、オパールが人気の中で、ちょっとお手頃に手に入る本物とは言いずらい合成オパールがございます。
クリエイテッドオパール 京都オパール ダブレット、トリプレット オーパライト ギルソンオパールというものがございます。
人口的に作り出されているオパールですので、
これはどれも本物ではないというカテゴリーに入りますので、皆様ご購入の際は十分ご確認してご検討くださいませ。

オパール編はこのあたりで(^▽^)/
次はpart2ピンクトルマリンに参ります(*^-^*)